溺れて待っててね
去年はまだ持って行ってた
お土産のクッキーの箱の隅
きれいな赤のその角を
指で弄んでいた
抱えておける思い出と
捨ててしまいたい生ごみの
同じにおいがするのになんで
どっちもどっちでちょっと邪魔くさい
息が かかるほど近くには
今日は もういたくないな
そうだ 外に出かけたら?
僕は ただ眠っていたい
君の
言葉に流れているんだよ
今も忘れられないなら
愛だけ確かめてほかになにもいらないよ
それでも君は
「足りなくて求めてしまうからもう」なんて
1人になれば失える痛みから
逃げて 離れて
いくの
メロウな夢に 溺れて待っててね
朝に 迎えに行くから
それに 焼き立てがいいなら
自分で 作らなくちゃね
夢に 溺れて待っててね
朝に もう死んでしまったの
君は 知らなくていいから
2人は アンハッピーエンドで
愛してくれていいんだよ
僕が愛す君のことは
最低だけどほら キスもなんだってできるし
その身体の片方くらい
奪って嫌われたいなあって
沈んでいけば感じない
痛みも痛くないよ
ああ
叶えないまま
夢に
溺れて
嘘は。